職業訓練の選考は何をする?倍率4倍を通った私が試験と面接を全部書く

職業訓練の選考と面接の流れを実体験から解説する記事のサムネイル

職業訓練って、申し込んだら通えるものだと思ってた。

実際は違った。25人しか受からないコースに、100人くらいが受けに来てたんだよね。

私はアパレルを辞めたあと、Web制作系の職業訓練を受けて合格して、5ヶ月通ってそのまま独立した。

この記事では、相談から入校までに実際にやったことを全部書くね。学科で何が出たか、面接で何を聞かれたかまで残しておくよ。

※選考のやり方は学校やコースで変わるから、ここは1つの例として読んでね。詳しくは記事の後半に書くよ。

退職してから訓練が始まるまでにかかる期間と、動き出しの早さで差がつくことを示した図解
目次

結論|対策すべきは学科より「面接」だった

先に要点を置いておくね。

🌿 受けてみて分かった要点

  1. 人気コースは倍率が高い。私のときは定員25人のコースに受験者が約100人だった
  2. 学科は中学レベル。数学はほとんど因数分解だった
  3. 面接は事前に答えを作って覚えていく。私はこれで乗り切った
  4. ほぼ全員スーツ。私は違ったので、それだけで気が散った
  5. 受かった人が揃って言っていたのは「一刻も早く就職したい」

いちばん大事なのは「就職が目的だ」と伝えることだと思う。理由は最後まで読むと分かるよ。

🌿 これは「私が受けた1つのコース」の話

  1. 職業訓練の選考は、学校・コース・地域・時期でまったく違う
  2. 学科試験がないところも、面接だけのところもある
  3. 出る科目も、倍率も、服装の雰囲気も同じにはならない
  4. だからこの記事は「こういう形式もある」という1つの例として読んで
  5. 受けるコースの募集要項とハローワークの案内が、いつでも正

STEP1:ハローワークで相談する

まずここから。退職後にハローワークへ行って、職員さんに「職業訓練を受けたい」と伝えればいいよ。

私は辞めてから相談に行った。でもクラスメイトの中には、退職日の翌日にはもう入校式に来てた人がいたんだよね。

え、辞める前から動いてたってこと?

そう。辞める前に、行きたい訓練の目星をつけておくのは、けっこう差がつくところだと思う。

募集の時期は決まってるから、タイミングが合わないと数ヶ月待つことになるからね。

この時点で倍率を聞かされた

相談したときに言われたのが、Webデザイナー系のコースは希望者がとても多いということ。

私が受けたコースは定員25人。その時点で、すでに倍以上の申し込みが入ってるという話だった。

この日は願書をもらって、書き方の説明を受けて終わり。「これは対策しないとまずい」と思ったのがここだね。

STEP2:願書を出す

願書には志望理由を書く欄がある。

私が書いたのは、この2つを簡潔にまとめたものだよ。

📖 願書に書いたこと

  1. 就職するには、いまの自分のスキルが足りていないこと
  2. なぜWebデザイナーになりたいと思ったのか

提出しに行った段階で、応募者はさらに増えてものすごい数になってた。ここで完全に気持ちが切り替わったよ。

STEP3:試験対策でやったこと

私がやったのは2つ。面接の準備学科の勉強だよ。

面接:答えを5つ用意して丸暗記した

ネットで調べまくって、聞かれそうな項目に全部答えを作った。

✨ 用意した5項目

  1. 志望理由
  2. 就きたい職業と、その理由
  3. 訓練で特に勉強したい内容
  4. 訓練に通う目標と、その根拠
  5. どうやって就職活動をしていくか

そして、ここがいちばん大事だと思ってる。

目的はあくまで「就職」。資格を取ることでも、スキルを身につけることでもないんだよね。

そこを念頭に置いて答えを組み立てると、全部が繋がると思う。

学科:中学レベルの国語と数学

私が受けた試験の範囲は、中学卒業程度の国語と数学だった。

ここも学校によるよ。学科試験そのものが無いコースもあるから、まず募集要項で確認してね。

3年分って範囲が広すぎない? って正直ひるんだよ。

使ったのは「中学3年間を短期間で総復習」系の薄いテキスト1冊。それをひたすら解いた。

国語は漢字だけに絞った。現代文や古文はやっても意味がないと判断して省いたよ。

数学は二次関数と因数分解を重点的に。とくに因数分解は完全に忘れてたから苦労した。

職業訓練の学科試験で実際に出た範囲と、対策した範囲のズレを示した図解

STEP4:試験当日の全部

ここからが本番。

会場に着いて、まず驚いた

合格するのは25人。でも受験会場には100人くらいが集まってた。

体育館に長机がずらっと並べられてて、そこに1人ずつ座っていく形式だったよ。

「こんなにいて25人しか受からないの」と思ったのを覚えてる。

服装|これは本当にスーツで行って

私はスーツを持ってなかった。

だから白のブラウスに紺のジャケット、グレーのテーパードパンツで行ったんだよね。それなりにきれいめに見えるかな、と思って。

会場に着いたら、ほとんどの人がスーツだった

これも会場の雰囲気次第だと思う。ただ迷うくらいならスーツでいいんじゃないかな。

服装だいたいの割合
スーツほとんど
ジャケット+きれいめ(私はこれ)1割くらい
私服(パーカー・デニムなど)1割くらい

スーツじゃない時点で負けてる気がして、ずっとモヤモヤしてた。正直それで集中できなかったよ。

服装で落とされるかは分からない。ただ自分の気持ちが削られるのは確実だった。

持ってないなら借りてでもいい。スーツで行ったほうがいいと本気で思ってる。

学科試験で実際に出たもの

マークシートの4択だった。

科目実際に出たもの
国語漢字、四字熟語、言葉の使い方が中心。古文・漢文はなし
数学ほとんどが因数分解。文章題も少し

国語は絞った予想が当たった。長文がなかったので落ち着いて解けたよ。

数学は拍子抜けした。二次関数を一生懸命やったのに、出たのはほぼ因数分解だったからね。

文章題は「家を出た弟を、何分後に時速何キロで追いかける兄」みたいなやつ。マークシートだから、そこは勘も使ったよ。

STEP5:面接|質問が先に貼り出される

これは知らない人が多いと思う。

学科のあとに15〜20分の休憩があるんだけど、その休憩に入る前に「面接で聞くことリスト」が貼り出された

「このとおりに聞くので考えておいてね」ということだったよ。受験生がわらわら集まって写真を撮ってた。

ただしこれを当てにしないでほしい。私のところがたまたまそうだっただけだからね。

実際、私が助かったのは事前に答えを作っておいたから。あの15分で一から考えるのは、たぶん無理だったと思う。

🌿 貼り出された4つの質問

  1. 志望理由
  2. 訓練でどのような勉強がしたいか
  3. 訓練に通う目標と心構え
  4. 訓練修了後の進路

事前に用意した5項目とほぼ重なってたから、休憩時間で言葉をまとめ直すだけで済んだ。

準備しておいて本当によかったと思った瞬間だよ。用意がゼロだと、この15分は相当きついと思う。

グループ面接だった

面接官3人に対して、受験生3人のグループ面接。

私のグループは60代の男性、20代前半の女性、10代の男性という組み合わせだった。年齢層は本当にバラバラだよ。

貼り出された質問がそのまま順番に聞かれるだけ。ひねった質問はなかった。

同席した人の答えで気づいたこと

グループ面接だから、他の人の答えも聞こえるんだよね。

一緒だった男性は「実際に訓練校を見学して、先生と話してきた」とアピールしてた。

これは負けたかも、と正直思ったよ。そこまでやるんだ、って。

逆に、基本的なところが準備できてない人もいた。そこは差が出るなと感じたね。

私が伝えたこと

内容はシンプルにした。

💡 面接で伝えた3つ

  1. とにかく早く就職したい
  2. Webデザイナーになりたくて前職を辞めた
  3. 独学はしているが、それだけでは就職に届かないと感じている

あと意識したのは大きな声で伝えること。当たり前だけど、ここは効くと思う。

面接で用意した答えがすべて「就職したい」に収束する構造を示した図解

STEP6:合格発表と、受かった人の共通点

結果は学校に貼り出されるほか、郵送でも届く。

私は見に行くのが気まずくて、郵送を待った。

届いたのがペラッペラの封筒で、開ける前に「これは落ちたな」と思ったよ。中身は紙1枚の合格通知だった。

薄い封筒=不合格、じゃないから安心して。合格でも紙1枚だよ。

合格者は募集どおりの25人。同じグループで面接した人は不合格だった。

受かった人は、全員同じことを言っていた

入校してからクラスメイトに聞いてみた。

まず、まったくの未経験で受かってる人はふつうにいた。同じグループから3人受かったという声もあったよ。

年代も属性もバラバラ。60代の男性、20代前半、私と同じ20代後半の女性、主婦の人、ママの人。

そのうえで、聞いた人が揃って言ってたのがこれ。

「一刻も早く就職したい」を一生懸命伝えたということ。

経歴でもスキルでもなく、面接での伝わり方で決まってる感じがしたよ。だから未経験でも十分いけると思う。

STEP7:入校まで

合格したら、ハローワークで受講指示を受けに行く。

説明会みたいな感じで、書類を書いてその場で終わり。あっさりしてたよ。

その翌日が入校式だった。

入校式は私服で大丈夫だった

試験はスーツ推奨だけど、入校式は私服でよかった

私はしっかり私服で行ったよ。会場は半々くらいで、スーツの人も私服の人もいた。

ただビジネス系のコースならスーツのほうが無難かもしれないね。

あと教科書代の支払いがある。私は当日持っていけなくて後日払ったよ。いくらか現金を持っていくと安心

入校式は午前中で終わって、翌日からもう授業だった。

学校・コースでここまで変わる

冒頭でも書いたけど、ここが大事なのでもう一度。

私の話をそのまま当てはめると、逆に準備を外すことがある。だから自分のコースで確認してほしいところを置いておくね。

確認することなぜ見るのか
選考の方法学科があるか、面接だけか。学科なしのコースもある
学科の範囲科目も難易度も同じにはならない
面接の形式グループか個別か。人数で話し方が変わる
定員と応募状況倍率の目安になる。ハローワークで聞ける
期間と時間割何ヶ月か、週何日か。生活の組み立てが変わる
カリキュラムの範囲どこまで扱うか。足りない分は自分で足すことになる
お金のこと受け取れるか、いくらか、条件は何か

私の記事は「こんな感じで進むんだ」というイメージ作りに使って、細かい条件は必ず自分のコースで確かめてね。

とくにお金のところは人によって変わるから、自己判断で動かないでハローワークに聞くのが確実だよ。

これから受ける人へ、5つだけ

✨ 私が伝えたいこと

  1. 辞める前に、行きたいコースの目星をつけておく
  2. 人気コースは倍率が高い。申し込みは早いほうがいい
  3. 試験はスーツで行く。気持ちの問題が大きい
  4. 面接の答えは事前に作って覚えておく
  5. ぜんぶ「就職したい」に繋げて話す

とくに5番。訓練は就職のための制度だからね。

「スキルをつけたい」「資格が欲しい」で止めずに、その先の就職まで話すと伝わり方が変わると思うよ。

よくある質問

未経験でも受かる?

受かるよ。私のクラスにも、まったくの未経験で合格した人はふつうにいた。

学科の勉強はどのくらい必要?

私は中学の総復習テキストを1冊やっただけ。国語は漢字、数学は因数分解を押さえておくと安心だと思う。

服装は本当にスーツじゃないとダメ?

ダメとは言われてない。ただ周りがほぼスーツだから、違うと自分が気になっちゃうよ。私がそうだった。

面接で嘘をつくべき?

つかなくていいと思う。ただ「就職が目的」という軸だけは外さないほうがいいよ。制度の目的がそこだからね。

倍率が高いコースは避けるべき?

避けなくていいと思う。私も4倍くらいの中で受かってるし、準備している人はそんなに多くない印象だったよ。

まとめ|準備した人が受かる選考だった

受けてみて思ったのは、特別な能力を見られてるわけじゃないということ。

もう一度だけ書くね。これは私が受けた1つのコースの話。あなたのコースは違うかもしれないから、そこだけ忘れないで。

質問は事前に貼り出されるし、学科も中学レベル。準備した人としてない人の差が、そのまま出る選考だと感じた。

倍率4倍と聞くと構えちゃうけど、100人全員が対策してるわけじゃないからね。

受かったあとの話は、こっちに全部書いてるよ。正直、いいことばかりじゃないけど、そのぶん本音で書いたから読んでみて。

試験を終えたあとの、静かな机とテキスト

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この記事を書いた人

等身大の視点で、子育てとキャリアの両立に向き合う在宅ワークママ。アパレル業界から転身し、独学でWebデザインを習得。フリーランスを経て、現在は在宅で正社員Webデザイナーとして働く1児の母。
「子育てもキャリアも諦めない」を信条に、主婦・ママ目線で在宅ワークやガジェット活用のヒントを発信しています。

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