職業訓練のWebデザインは意味ない?採用も担当する私が答える

職業訓練のWebデザインは意味ないのかを採用側から答える記事のサムネイル

職業訓練でWebデザインを学ぶのって、意味あるのかな。

調べると「やめとけ」「就職できない」ばかり出てくるよね。

私はアパレルを辞めたあと、Web制作系の職業訓練に5ヶ月通った。そのままフリーランスとして独立して、いまは制作会社の正社員だよ。

そしてもうひとつ。いまは採用にも関わっていて、未経験の人の応募書類を見る側でもある

だからこの記事は、通った側と、選考する側の両方から書くね。きれいごとは書かないよ。

職業訓練のクラスから実際にWebの仕事に就いた人数を示した図解
目次

結論|「意味ある人」と「意味なくなる人」がはっきり分かれる

先に答えを置くね。ここだけ読んで離脱してもらってもいいよ。

🌿 この記事の結論

  1. 同じクラス25人のうち、Webの仕事に就いたのは3人。ただし全員に共通点があった
  2. その3人は全員、訓練校に入る前から自分で何かやっていた
  3. 採用側から見ても、訓練校の履歴だけでは判断材料にならない
  4. だから行き方しだい。私は行ってよかったと思ってる(ただし理由は授業じゃない)

訓練校が悪いって話じゃないんだ。訓練校だけで完結させようとすると届かない、という話だよ。

で、あなたは行くべきか

ここがいちばん知りたいところだよね。私の答えはこう。

あなたの状況私の答え
もう自分で少し勉強を始めてる行っていいと思う。いちばん相性がいいタイプ
収入が途切れてて、学ぶ時間がほしい行っていい。時間とお金の両方を確保できる
まだ何も始めてないけど、やってみたい行くのはいい。ただし入る前に少しでも触っておく
訓練校に通えば就職できると思ってるその期待だと、たぶんつらくなる
今すぐ実務レベルが必要訓練校では間に合わない

ポイントは訓練校に「連れて行ってもらう」つもりだと厳しいということ。自分で進む前提なら、こんなにありがたい制度はないよ。

🌿 先に断っておくね

  1. ここに書くのは私が受けた1つのコースの話
  2. 職業訓練は、学校・コース・地域・時期で中身がまったく違う
  3. 期間も科目も選考方法も、同じ「Webデザイン」でも別物になる
  4. だから読んだあと、必ず自分が受けるコースの募集要項を見てね

Webの仕事に就いた3人には、はっきり共通点があった

まず、いちばん正直な数字から書くね。

私のクラスは25人。20代から60代まで、年齢層は本当にバラバラだったよ。

そのうち、卒業後に実際にWebの仕事をするようになったのは、私を含めて3人

25人中3人だから、1割ちょっと。この数字を見ると「意味ない」って言われるのも分かるよ。

ただ、ここで閉じないでほしい。その3人には、あとから真似できる共通点があるんだよね。

先に残りの22人の話をしてから、そこに入るね。

数字は厳しいけど、再現できる話だから安心して読んでね。

残りの人はどうなったか

多かったのは、途中でつまずくパターン。

HTMLで挫折するPhotoshopが意味分からない。授業にはちゃんと出てるんだけど、そこで止まってしまう。

結果として、事務職や建設業などWebとは別の仕事に就いた人が多かったよ。

これは本人の努力不足って話じゃないと思う。5ヶ月で未経験からWebの実務レベルに届かせるのは、そもそも無理があるんだよね。

Webに進んだ3人の共通点

ここが本題。あとから振り返ると、3人には全員同じ特徴があった

📖 Webの仕事に就いた3人

  1. 私(訓練の前から独学をしていて、通いながらも並行して続けていた)
  2. ブログやデザインを、すでに自分でやっていた人
  3. もともと写真をやっていて、デザインへの感度が高かった人

気づいた? 3人とも、訓練校に入る前から自分で何かやっていたんだよね。

つまり訓練校が3人をWebに送り出したというより、もともと動いてた人が、訓練校の期間も使って進んだという順番だと思ってる。

ここが「意味ある/意味ない」の分かれ目だと思うよ。入ってから始めるのか、始めてから入るのかの違いだね。

訓練校に入る前から自分で動いていたかどうかで結果が変わることを示した図解

採用側から見ると、訓練校卒はどう見えるか

ここは他の体験談ではあまり書かれてないところだと思う。

作品を見て「訓練校卒だ」と分かることはない

まずここ。ポートフォリオを見て訓練校卒かどうかを見分けることは、正直できない

履歴書には書けるから、書いてあれば「あ、行ったんだな」とは思うよ。ただそれだけで評価が上がることも下がることもない

でも、履歴書に訓練校しか無いとかなり厳しい

正直に書くね。

職業訓練校だけでWebの知識を身につけるのは、まず無理だと思ってる。5ヶ月で扱える範囲がどうしても限られるからね。

だから応募書類に訓練校の履歴しか無いと、こちらから見えるレベルはかなり低くなる。これが実際のところ。

厳しいこと言ってごめんね。でも知らないまま応募して落ち続けるほうがつらいと思うから書くね。

じゃあ何を足せばいいか

足りないのは「訓練校の外でやったこと」だよ。

これだけだと弱いこれがあると変わる
訓練校の課題だけのポートフォリオ自分で決めたテーマで作ったもの
授業で習ったツールの一覧実際に納品した/公開したもの
修了証独学で続けている記録

訓練校に通うこと自体が悪いんじゃなくて、そこで止まると届かないってことだね。

そもそも、入るのが簡単じゃない

意外と知られてないんだけど、訓練は申し込めば通えるものじゃない

私が受けたWeb系のコースは定員25人。そこに100人くらいが受けに来てた。約4倍だね。

学科試験と面接があって、そこで選ばれる。人気のコースほど埋まるのが早いから、行くと決めたら動き出しは早いほうがいいよ。

選考で何を聞かれたか、何を準備したかは別記事に全部書いてるから、受けると決めた人はこっちを読んでみて。

私が通った5ヶ月で、実際にやったこと

ここからは中身の話。

私が通ったのはWeb制作系のコースで、期間は5ヶ月。学んだのはこのあたりだよ。

  • Photoshop
  • Illustrator
  • HTML
  • CSS

見てのとおり、基礎の範囲。JavaScriptもWordPressも入ってなかった。

私にとっては「復習」だった

正直に言うと、私は入る前からすでに独学を始めてた

だから授業の内容自体は、私にとっては新しいものというより復習に近かったんだよね。

そして通いながらも独学は続けてた。訓練校と並行して、自分でも進めてたってこと。

イメージと全然違ったこと

ここは行く前の人に伝えたいところ。

私は正直、公的な施設だしそんなに期待してなかった

古い会議室みたいな教室に、古いパソコンが並んでて、先生も頭が硬い人なんだろうな、って。

全部、逆だった

設備が新しかった

パソコンは新しめのOSが入ってたし、Photoshopもちゃんと最新版だった。

これ地味に大きいよ。古いバージョンだと、覚えた操作が現場で通用しないことがあるからね。

先生がとにかく親身だった

ここがいちばん想像と違った。

先生の知識がちゃんと最新だったし、質問すると次の授業までに、分からなかったところをプリントにまとめて配ってくれたんだよね。

そこまでしてくれるとは思ってなかったよ。人によって当たり外れはあると思うけど、私の先生は本当に良かった。

しかも私がフリーランスになりたいと言ったときも、否定せずに後押ししてくれた。

いちばん価値があったのは、授業じゃなかった

5ヶ月を振り返って、いま思うことがある。

授業で学んだ内容より、「自分のスキルのために時間を大々的に使っていい」期間が手に入ったことのほうが大きかった。

仕事を辞めた直後って、普通は焦るよね。次を早く決めなきゃ、と思う。

でも訓練校に通ってる間は、「いま学んでる」という状態が公式に認められてる。この安心感が想像以上だった。

開業の準備ができた

私はこの期間にフリーランスとして動き出す準備を進めた。

授業のあとの時間や、通ってない日を使って、自分の仕事の形を作っていった感じだね。

同じ目標の人と関われた

これも独学だけだと得られないもの。

ひとりで家でやってると、進んでるのか止まってるのか分からなくなるんだよね。同じ方向を向いてる人が周りにいるのは、それだけで違った。

訓練期間のうち授業が占める時間と、自分のために使える時間の割合を示した図解

お金の話|失業保険をもらいながら通える

ここは隠さずに書くね。

失業保険を受け取りながら学べる。これも私が訓練校を選んだ動機のひとつだった。

ズルをしたわけじゃなくて、そう使えるように作られてる制度だからね。

私の場合は、入るまでの待機が1ヶ月あって、訓練が5ヶ月。手当をもらってた期間は合わせて6ヶ月くらいだったと思う。

仕事を受けたら、その分は減った

これは実際にやってみて分かったこと。

私は訓練を受けながら仕事も受け始めたんだけど、働いた分を申告すると給付が減るのを一度経験した。

それが分かってから、通ってる間は仕事の量をセーブしたんだよね。

💡 お金のことは必ず自分で確認して

  1. ここに書いたのは、あくまで私が通っていた当時の話
  2. 受給の条件や金額は、人によっても時期によっても変わる
  3. 働きながら受け取れる範囲も決まりがあるので、自己判断で動かない
  4. 申し込む前に、必ずハローワークで自分のケースを確認して

スクールと訓練校、いちばん違うのは「熱量」

両方を見てきて思うことがある。

いちばんの違いはカリキュラムじゃなくて、そこにいる人の本気度だと思う。

職業訓練スクール
お金受け取りながら通える自分で払う
集まる人目的も温度差もバラバラお金を払った人だけ
範囲基礎中心実務や就職支援まで
期間決まってる選べることが多い

正直、訓練校にはお金がもらえるから来てる人も少なくなかったと思う。それが悪いとは言わないけど、教室全体の空気には影響するんだよね。

スクールは自分でお金を出すぶん、元を取ろうとする力が働く。この差はけっこう大きいと思うよ。

とはいえ、いま10万円出せる人ばかりじゃない

ここは正直に書いておきたい。

職業訓練を調べてる人って、たいてい仕事を辞めた直後で、収入が途切れてると思うんだよね。私もそうだった。

その状態の人に「スクールに行きましょう」と言うのは、正直ズレてると思う。

私が実際にやったのも訓練校+独学で、お金はほとんどかけてない。この組み合わせでも十分いけるよ。

お金をかけないと無理、みたいな話にはしたくないんだよね。私がそうじゃなかったから。

まずは無料でできる独学から。私が実際に使ったものと順番はこっちに全部書いてるよ。

そのうえで「独学だけだと続かない」「お金を出してでも早く形にしたい」と思ったときに、はじめてスクールを検討すればいいと思う。順番はこっちだよ。

向いてる人・向いてない人

こういう人
向いてるすでに独学を始めていて、集中できる期間がほしい人
向いてる収入が途切れる不安を減らしながら動きたい人
向いてるひとりだと続かないタイプの人
向いてないまったくの未経験で、訓練校だけで就職まで行こうとしてる人
向いてない今すぐ実務レベルのスキルが必要な人
向いてない好きなタイミングで始めたい人(募集時期が決まってる)

私は1番目に当てはまってた。だから合ってたんだと思う

訓練校に行くなら、これだけは並行して

もし通うなら、これは伝えておきたい。

✨ 通ってる間にやっておきたいこと

  1. 授業の課題とは別に、自分で決めたテーマの作品を作る
  2. 訓練で扱わない範囲(JavaScript・WordPressなど)を自分で足す
  3. 卒業前にポートフォリオを形にしておく
  4. 先生に遠慮なく質問する。ここは無料で使い倒していい

とくに1番。採用側から見て差がつくのは、課題じゃなくて自分で決めて作ったものだからね。

2番の「自分で足す」も、お金はかけなくていいよ。無料の教材で十分だからね。

よくある質問

職業訓練だけでWebデザイナーになれる?

正直むずかしいと思う。私のクラスでWebの仕事に就いたのは25人中3人で、その3人は全員、入る前から自分で何かやってた。

履歴書に書いたら有利になる?

採用側の実感としては、書いてあっても評価は変わらない。見てるのは作ったもののほうだよ。

未経験でも入れる?

コースによるけど、未経験前提のものが多いよ。ただ選考があることもあるから、募集要項を確認してね。

通いながら仕事を受けてもいい?

働いた分の申告が必要で、給付に影響することがあるよ。私も減ったからセーブした。必ずハローワークで確認してね。

結局、スクールと訓練校どっちがいい?

お金を抑えたい・時間を確保したいなら訓練校。実務レベルまで最短で行きたいならスクール、が私の感覚だよ。

まとめ|「意味ない」かどうかは、入る前に決まってる

🌿 この記事のまとめ

  1. 訓練校だけでWebの仕事に就くのは、かなり厳しい
  2. Webに進んだ3人は全員、入る前から自分で動いていた(25人中3人)
  3. 採用側から見ても、訓練校の履歴だけでは判断材料にならない
  4. それでも私は行ってよかった。時間と安心が手に入ったから
  5. 行くなら、自分で決めたテーマの作品を並行して作る

「職業訓練は意味ないですか」という問いへの私の答えは、あなたが訓練校に何を期待してるかによる、だよ。

ここに入れば道が用意されてる、と思って入ると、たぶん厳しい。

でも自分で進む前提で、その助走に使うなら、こんなにありがたい制度はないと思ってる。

私は5ヶ月使って、そのまま独立した。授業のおかげというより、あの5ヶ月を自分のために使えたからだと思ってるよ。

訓練を終えたあとの、静かで整った作業机

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この記事を書いた人

等身大の視点で、子育てとキャリアの両立に向き合う在宅ワークママ。アパレル業界から転身し、独学でWebデザインを習得。フリーランスを経て、現在は在宅で正社員Webデザイナーとして働く1児の母。
「子育てもキャリアも諦めない」を信条に、主婦・ママ目線で在宅ワークやガジェット活用のヒントを発信しています。

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