在宅ワークが普及して、正社員として自宅で働くママも増えています。私もその一人。1歳の息子を育てながら、正社員Webデザイナーとして在宅勤務を続けています。表向きは「時間に余裕があっていいね」と言われがちですが、実際は家事と育児と仕事のバランス取りで毎日バタバタです。
この記事では、そんな私のリアルな1日の流れ、両立のための具体的な工夫、メリット・デメリット、そしてすぐに試せるヒントまでたっぷりご紹介します。これから在宅正社員として働きたいママにも役立つはずです。
在宅ワーク正社員ママの1日のスケジュールとポイント
在宅での1日は「いつ・何をするか」を固定しておくほどブレにくくなります。下のスケジュールは私の実例。ポイント行に“なぜその配置なのか”も添えました。
6:30〜8:30 朝の家事&登園準備
・寝ぼけ眼の息子を着替えさせながら朝ごはん作り
・洗濯機を回し、保育園に送り届ける
→ 朝に家事を前倒ししておくと、仕事中に気持ちがそちらに引っ張られません。
9:00〜12:00 集中作業タイム
・デザインやコーディングなど、脳みそフル回転の作業を優先
・Slackやメールは朝と昼前の2回だけ、通知はオフ
→ 午前中は集中力が高いので、クリエイティブ作業に最適。
12:00〜13:00 昼休憩&ちょい家事
・昼食を食べつつ洗濯物を干す
・コーヒーを淹れて、短いけど大事なリフレッシュ
→ 短時間でも意識的に休憩を取ることが午後の生産性につながります。
13:00〜16:00 打ち合わせ・修正対応
・クライアントMTGや社内連絡を午後にまとめる
・修正作業や資料作りなど、区切りやすいタスクを処理
→ 会議は午後に集約して午前の集中時間を死守。
16:30 保育園お迎え → 夜の家事・育児
・帰宅後は仕事モードを完全OFF
・夕食準備、入浴、寝かしつけまで一気に駆け抜ける
→ この時間は子どもとのスキンシップを優先し、PCには触れません。
21:00〜22:00 軽い作業 or 情報収集
・翌日の準備やデザインのインプット
・余裕があれば副業案件やブログ執筆
→ 本格的な作業ではなく軽めの業務に留め、翌日に疲れを持ち越さないようにしています。
両立のための5つの工夫
在宅正社員は“仕組み化”が命。次の5つは、私が続けてみて効果があった再現性の高い方法です。
- 仕事用と家事育児用の「やることリスト」を分ける
NotionやGoogleカレンダーでタスクを色分けし、時間ごとにブロック化。切り替えやすくなり、「どっちを先にやるか」で迷う時間が消えます。締切・優先度・所要時間も一緒に記録。 - 午前中は“脳を使う作業”を最優先
企画・デザイン・構成案などは午前に固定。午後はMTGとフィードバック対応に回すと、集中タスクが会議に寸断されません。 - 家事は80点でOK
ロボット掃除機・ドラム式乾燥機・食洗機をフル活用。仕上げのクオリティよりも“自動化して空いた時間を仕事と育児に回す”発想に。 - 打ち合わせは午後にまとめる
会議は「13–16時」の枠で固めてリズム化。参加依頼はその枠内で提案し、午前の深い集中を守ります。 - 家族の協力を前提にスケジュールを組む
「お迎え」「夕食の片付け」など担当を明確化。ToDoを家族カレンダーで共有して“お願いの言語化”をデフォルトに。
在宅ワーク正社員のメリットとデメリット(実体験ベース)
ここからは良い面・大変な面の両方を。どちらも理解しておくと、期待値調整ができて精神的にラクです。
メリット
- 通勤時間ゼロで家事・育児に時間を回せる
朝に余裕ができ、子どもと過ごす時間や自分の準備に時間を使えます。浮いた時間は“睡眠”に回すのが最優先。 - 子どもの急な発熱にも対応しやすい
呼び出し時も即対応。デスクが自宅にあるから、寝かしつけ後にリカバリーもしやすい。 - 自分のペースで仕事ができる
音や照明・室温・BGMまで調整OK。集中の立ち上がりが早く、作業密度が上がる実感があります。 - 職場の人間関係ストレスが軽減
“なんとなくの雑談”が減り、必要なコミュニケーションに集中できます。
デメリット
- 仕事とプライベートの境目があいまい
物理的な切替がないぶん、意識して“終業儀式”を作らないとダラダラ化します。 - 孤独感が出ることも
悩みを抱え込みやすいので、週1で雑談含むチームMTGを仕組みに。 - 子どもが在宅時は作業が進まない
自宅保育の日は“割り切って軽作業だけ”に。納期調整の定型メッセージを準備しておくと安心。 - 休憩を取りにくい
タイマー(25分/5分)やApple Watch等で強制的に立ち上がる仕組みを。
今日から実践できるポイント
明日からではなく“今日から”動ける、小さな一歩のリストです。各項目に一言Tipsを添えました。
- 午前中は重要作業、午後は会議や軽作業に分ける
カレンダーの午前に「集中ブロック」を定例で入れて他の予定が入りにくくする。 - 家事は完璧を目指さず時短家電を活用
まずは“1つだけ”導入。最も効果が大きいのはドラム式乾燥機かロボット掃除機。 - 家族と役割をシェアして一人で抱え込まない
具体タスク(例:ごみ出し・風呂洗い)を家族カレンダーに固定登録。 - デスクワーク中は1時間に1回は立ち上がる
スマホの繰り返しタイマー or ウェアラブルのスタンド通知をONに。 - 週末に作り置きを準備して平日の調理負担を減らす
3品でOK(汁物・主菜・副菜)。冷凍ストック名を冷蔵庫に貼ると迷いが消える。 - 仕事道具は一ヶ所にまとめ、すぐ作業を始められる環境を作る
“ワゴン一台”に集約。PC・充電器・ノート・よく使う文具を定位置化。 - 睡眠時間を最優先し、疲労を翌日に持ち越さない
寝る前の重作業はやめて、ストレッチと入浴でクールダウン。 - 朝一番にその日の最優先タスクを確認してからスタートする
ToDoは3つまでに絞る。終わったら自分を褒める(続けるコツ)。
まとめ
在宅ワーク正社員は、子育てと両立しやすい働き方ですが、環境づくりや時間管理次第で快適度は大きく変わります。「完璧を目指さない」ことと「仕組み化」が心の余裕を生みます。便利家電や家族の協力を活用しながら、仕事も育児もどちらも楽しめる毎日を作っていきましょう。



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